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題 名英語の語源探訪―ことばと民族の歴史を訪ねて―

著者名
織田 哲司
ISBN
9784469245691
出版年月日
2011年11月1日
出版社名
大修館書店
価格
1200+税
投稿日
キーワード
言語
背景
英語の語源をテーマにした書籍はたくさん出版されています。それは語源という知識に対してそれだけニーズがあることを意味している。著者が語源を扱ったブログをインターネット上に開設すると多くのアクセスがあり、語源に対する好奇心を多くの読者がもっていることを実感したという。 著者の恩師・渡部昇一氏が20世紀最高の語源学者の1人、ドイツ・ミュンスター大学のカール・シュナイダー博士の語源学を日本に紹介したことを受け、著者も語源研究を専門とすることになった。
概要

執筆にあたって目指したことは以下のとおり。
(1)読者対象としては、知的好奇心が旺盛で、定年退職後にいろいろ学び直したいという希望をもった年齢層を想定
(2)平易な語源解説を心がける
(3)既存の語源辞書などに記されていない、新しくてユニークな語源説(シュナイダー博士のものおよび筆者自身のもの)を積極的に扱う
(4)語源学の専攻者として、いわゆる民間語源の誤謬を訂正する
(5)語源解説を通して英語の歴史を概観できるようにする
語源学はたんなる話題のネタではなく、人間の精神史に光を当てる窓である。本書を通してこれまで以上に語源学の深みとおもしろさをわかっていただければと思います。

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編集部より
「イメージの考古学」という考え方によると、語源によって従来の言語学では説明できなかったことが説明できるようになります。それを学生のみならず、定年退職後に学び直したいと考える人々にも理解できるように平易に書き下ろした一冊です。
著者
織田 哲司