書評

一覧

題 名自然と共同体に開かれた学び

著者名
荻原彰
ISBN
9784862655189
出版年月日
2015年8月27日
出版社名
鳥影社
価格
2000+税
投稿日
キーワード
教育
背景
著者は1960年長野県生まれ。1984年筑波大学大学院教育研究科修士課程修了、長野県立高等学校教諭(2004年3月まで)。1999年上越教育大学大学院学校教育研究科修士課程修了。2004年三重大学教育学部助教授。2005年兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科より博士(学校教育学)授与。2008年より三重大学教育学部教授。
概要

教育再生への道を探る一冊。ゆとり教育を見直し学力重視の教育改革に舵をきる日本だが、高度成長期とは社会も自我のあり方も大きく変容している現状について、著者は鋭く分析・検証。豊富な実例をあげながら、自然や地域共同体とのつながりをとりもどす教育こそが重要と説く。

第1章 学力重視の教育改革の危うさ
第2章 「見えない学力」の問題
第3章 「生きる力」
第4章 「生きる力」の育成をめぐる論点
第5章 近代の果てに
第6章 着陸する学び――自然の意味と開かれた〈私〉への道
第7章 着陸する学び――社会を砕く学びから社会を創る学びへ
第8章 目指すべき社会像の転換
第9章 自然と共同体へ着陸する学びのために――教育の内容・手法と制度の再構築
第10章 結び――懐かしい未来へ

Pocket
LINEで送る

編集部より
共同体や自我などの枠組みが変わる現代において、「貧しい学び・やせた学力・崩れる学校を助長する的外れな改革を行っている近年の政治」に異議を申し立て、子供や若者、さらには教師、保護者、地域の人々を応援する教育論。
著者
荻原彰