書評

一覧

題 名福祉政策の社会学

著者名
三重野卓
ISBN
9784623056712
出版年月日
2010/3/1
出版社名
ミネルヴァ書房
価格
5500+税
投稿日
キーワード
社会学
背景
著者は、1974年東京大学文学部社会学科卒業。1979年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、山梨大学教育人間科学部教授。
概要

脱工業化、グローバル化、人口減少社会、格差社会の到来により、福祉国家、福祉社会も新しい段階に入っている。本書は福祉社会の論理の定式化、「生活の質」から「社会の質」へ、という概念の再定式化を行い、多角的な視点から福祉社会論へアプローチする。

序 章 問題意識と本書の構成
 第Ⅰ部 高度産業社会と福祉政策
第1章 社会変動の現在と福祉政策
第2章 福祉政策と価値意識
 第Ⅱ部 目標概念としての生活把握のために
第3章 「生活の質」、社会指標、主観指標
第4章 将来の生活をめぐる意識
第5章 「生命の質」と生命倫理
第6章 包括的な「生活の質」の定式化へ向けて
補 論 政策評価の論理と方法
 第Ⅲ部 関係性をめぐる様々な論理
第7章 共生的関係、社会関係資本、社会的包摂
第8章 共生社会の指標体系とモデル化
 第Ⅳ部 福祉社会論の再構築へ向けて
第9章 社会構想としての「社会の質」
第10章 福祉国家、福祉社会、共生社会
終 章 公共政策のための社会学

Pocket
LINEで送る

編集部より
本書は多角的な視点から福祉社会論へアプローチし、理論、実証、政策科学の方向性を提示する。脱工業化、グローバル化、人口減少社会、格差社会など、新しい福祉国家、福祉社会が到来するなか、膨大な資料を駆使して、福祉社会の論理の定式化、「生活の質」から「社会の質」へと再定式化を試みる。第1回「福祉社会学会賞 学術賞」受賞!
著者
三重野卓