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題 名ボランティアを生み出すもの―利他の計量社会学―

著者名
三谷 はるよ
ISBN
9784641174276
出版年月日
2016年11月25日
出版社名
有斐閣
価格
3500+税
投稿日
キーワード
社会学
背景
少子高齢化、個人化が進み、いつでもどこでも大規模な災害が起こる可能性を抱えている日本では今、「いかに人々がボランタリーに共助できるか」が問われている。しかし、日本ではこの問いに応えられる実証研究の蓄積は乏しかった。本書は、計量社会学の立場から、「誰がなぜ、ボランティアになるのか」を究明するものである。
概要

日本人のボランティア行動の生起メカニズムを、大規模調査データの統計分析から明らかにする。既存の資源理論、共感理論、宗教理論、社会化理論を踏まえた独自の「統合理論」を提案し、全国調査データによって実証を試みた、意欲的な著作である。

 

「どのような人が、なぜボランティアになるのか?」
シンプルな問いに対して、査読付き論文5本を加筆・修正し構成しなおし、探究されている。第15回日本NPO学会賞林雄二郎賞の受賞作品。

 

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編集部より
幼少期から利他的な行動に疑問を抱いていた三谷様だからでしょうか。専門性が高くとも一般読者に届きやすいテーマで解説されています。著名経営者がボランティアに手を挙げる理由など、身近に例えながら読むと一層納得できました。
著者
三谷 はるよ