題　名夏目漱石　人間は電車ぢやありませんから

投稿日

2018年03月19日

キーワード

日本文学

背景

著者は1954年生まれ。1982年 東京大学大学院(比較文学・比較文化研究科)修士課程修了。1992年 博士(学術)号(東京大学)取得。東京工業大学、名古屋工業大学などを経て、現在龍谷大学国際学部教員。

概要

『吾輩は猫である』『坊ちゃん』『草枕』など、近代日本文学に多くの傑作を残し、「日本人の先生」とも称される漱石。本書は、書き残された文章と着実な証拠のみにもとづいて、漱石の思考内容とその推移を照らし、漱石の内面に迫る評伝。
比較文学・文学理論・俳句論に新たな光を当て、思考過程から、漱石の人間像に迫る。

序　章　日本人の先生
第一章　七人の親たち
第二章　“Be studious”（勉強するんだぞ）
第三章　文科大学の偉物「狂にくみせん」
第四章　たゞ一本の錐さへあれば
第五章　松山・熊本の俳人教師
第六章　ロンドンで世界を構想する
第七章　東京帝大講師、小説家として登場
第八章　「烈しい精神」の文学へ
第九章　「描いた功徳」が罪悪を清める
主要参考文献
あとがき
夏目漱石略年譜
人名・事項索引

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編集部より

著者が10年にわたって執筆した文章をまとめた1冊。写真を含むさまざまな資料を駆使して、評伝の形を取りながら、日本人の誰もが知る漱石の内面に光を当てた労著。

著者

佐々木英昭

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